| — | 河野太郎公式サイト | 民主主義の権利と義務 (via yuria, tatsukii) (via pedalfar) |
わたしの博多の親父は、
「もうテレビはそればっかりたい。難しかことは父ちゃんわからんばってん、あの瓦礫の山ば何回も繰り返し見せられよったら、ユンボでがーっときれいにして、ぴしーっと地ならしばして、家ばどんどん建てとうなる」
と擬態語連発でプロフェッショナリズム溢れる発言をしていた。
わが家の庭を掘りに来た時には、UK業者たちが「3人で一か月は優にかかる」と言った仕事を、たった一人で3週間で成し遂げて帰国した身長154センチの日本の老人である。
うちの親父の仕事ぶりを見て「Unbelievable…」と言って庭先に佇んでいた、腕にタトゥー入れまくりのユンボレンタル業者の兄ちゃんのことが思い出される。
あの業界の日本人のスキルは尋常ではないのだ(彼らは1時間おきにティータイムしたりしないし)。
こういうことが起きると、本物のスキルというものは、実は労働者階級の人間が持ってるんじゃないかと思わずにはいられない。
そのうち、うちの親父みたいのが続々と被災地に行って、生き生きと立ち働き、新しい街をどんどん建てるんだろう。
その壮観が見られる頃には、「フェスティバルなう」はとっくに終わり、多くの人々は新たな祭りに夢中になっているかもしれないが。
| — | THE BRADY BLOG:禁欲と我欲とプロフェッショナリズム (via yuria) |
BBCニュースに、日本人のおっさんが出ていた。
いかにも日本の労働者階級的な風体で、焚き火にあたり、
「消息不明の家族を探すために自宅のあった付近を見に来た」と語っていた。おっさんのそばには肩を落とした中年男性が2人佇んでいる。いずれも、わたしの
日本の親父と同様の職業かと思われる服装。皆、同じように家族の消息がわからないのだという。
英語の字幕も出ず、同時通訳も追い付いていなかったので、連合いが「何?何してんの、このおっさんたち?」と訊く。事情を説明すると、「でも、泣いてないじゃん。なんか全然平気そう。うっすら笑ってるような顔さえしてる」と不思議そうに言う。
カメラのアングルが切り替わり、英国人リポーターが大写しになると、その背後で、画面の隅に小さくなった日本人のおっさんの1人が、ひっそりと手で目を押さえているのが見えた。
これがジャパニーズなんだよ。と言いかけてわたしはやめた。
閉じた襖の陰で泣く。などという日本人のDNAにこびりついた美意識は、西洋人には到底理解できないし、第一、彼らは画面の隅に消えそうになっている小さなものを注視するような人々ではない。
思えば、これは「愛着理論」のテーマの一つでもあった。
日本人は感情を出さない。出せない。効果的に出すのが下手だ。
しかし、だからと言って鈍感なのではないし、ましてやエモーショナルな障害など抱えているわけがない。日本人は、誰にも見えない形で、本当は誰よりも繊細に感じているのだ。
西
洋社会に来て日の浅い日本人には、「我々も西洋人のようにがんがん感情を表に出し、がんがん自らの考えを主張できる、一回りスケールの大きい人間になるべ
きだ」などと考え、いきなり突拍子もなく声を裏返して「ハ〜イ」と言い出す人もいるが、成人後の人生では日本より英国在住生活のほうが長くなってしまった
わたしなどからすると、今回のようなことが起こると、日本人の遺伝子に刷り込まれた“クール/アンクールの基準”(モラル。と呼ばれることもあるが)の美
しさに打たれずにはいられない。
日本人は、声を裏返して変わる必要はない。そのまま、淡々と、粛々と行けばいい。
| — | THE BRADY BLOG:日本人の粛々 (via takaakik) |
「日本の米軍は何もしてくれない」とか「原発のメルトダウンをなぜ最初から予測していなかったのか」とか「政府は何もせずに眺めているだけ」といったツイートを読むと、悲しくなるからです。
というのは、TVや新聞が書かなくても、地震が起きた時点で、米国政府は日本政府に援助の申し入れをし、日本政府が要望する形ですでに動いていましたし、原発についても、最初の放射能漏れの時点から、メルトダウンを含めて惨事の可能性があることは専門家には分かっていて、それをくいとめるために必死に対応しているのは明らかなのですから(こちらの報道では、早い時点でその話をしていました)。ただ、それを公に発表しなかったのは、パニックを恐れてのことでしょう。断言してもいいですが、現場の人は命をかけてくいとめようとしています。
自衛隊だって、雀の涙のような予算なので、在日米軍の同じレベルの軍人に比べると本当に可哀想な待遇だと知人から聞いたことがあります。米国の軍人のように国民から普段「ヒーロー」扱いされることはありません。それなのに、惨事が起こると「もっと頑張ってくれないと困る」とあてにされ、責められます。
地下鉄サリン事件のときもそうだったのですが、表面に見えない多くのヒーローたちで日本は成り立っているのです。誰にも感謝されないのに、自分が危険な時にもコツコツと義務を果たし続ける人で。
だから、こんなに大規模な地震が起こっても、他の国のような二次災害(泥棒、暴力、ルーティング)などが起こらず、被害が最小限に食い止められるのです。
テレビに映っていない努力のほうが多いのです。
大人が、家庭やソーシャルメディアで「してくれない」と「あてにならない」と文句だけを言うことの被害は、それを聞いて育つ子どもたちが、感謝の気持ちなしに「やってもらうこと」だけを求めて育つことです。
そんな人ばかりになったら、この素晴らしく機能する日本がなくなってしまうでしょう。
だから私は、「してくれない」という意見ばかりを読むと悲しくなってしまうのです。
本当に「政府がダメ」と思っているのなら、あてにできる政治家を草の根の段階から自らの手で育てましょう。そして、少々の失敗で捨てたりせずに、徹底的に手伝いましょう。トップが変わり続けていたら、ろくな政治はできません。
自衛隊に頑張って欲しいのなら、日頃から尊敬の念を持って接しましょう。もっと待遇を良くしてあげましょう。
原発が不安であれば、それにとってかわる方法を真剣に検討するべきです。日本の電力は原発に強く頼っているのですから。
ひとつだけ確かなことは、いま文句を言うことで事態はよくならないということです。
なぜなら、これが終わったら、またみんな普通の生活に戻り、自分で率先して行動するなんて、考えないからです。そして、次の惨事が起きたら、また文句を言うことで満足してしまう。
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遠く離れている人びとが「何かをしてあげたい」と物資を送りたくなる気持ちは分かります。
けれども、ぜひお願いしたいのは「物を送らないこと」。いろいろな提案はごもっともですが、あえて言います。
現場が必要に応じて柔軟に対応できる「お金」だけにしましょう。
| — | 渡辺由佳里のひとり井戸端会議: いま、黙っている理由 (via e-note) |
「中国が南沙諸島で支配権を獲得した経緯をたどると、4段階に区分できる」
元航空自衛隊空将、織田邦男はそう分析する。(1)領有権の主張と外交交渉(2)調査船による海洋活動(3)海軍艦艇の示威行動(4)漁民の違法操業、上陸した民間人による主権碑設置で領有を既成事実化-の4段階だ。
中国はこのプロセスを尖閣にも適用し、すでに第4段階に入りつつある、と織田はみている。人民解放軍が前面に出てくるのではない。先兵となるのは「漁民」だ。
防衛研究所の所員、斉藤良も「中国の狙いは(正規軍同士ではない)非対称戦だ」と断じる。
《闇夜、尖閣最大の魚釣島に中国軍の潜水艦が接近。乗り込んできたのは「漁民」に偽装した海上民兵で、次々と島に上陸。五星紅旗を掲げたころ、民兵が操縦する「漁船」も大挙して押し寄せる》
織田は今後、想定されるシナリオを指摘し、警鐘を鳴らす。
「これが明日にも起こり得る尖閣危機だ」
■民兵上陸 菅内閣は即応できず
「日本の巡視船がいわゆる法の執行活動を行わないよう要求する」
尖閣諸島沖でおきた中国漁船衝突事件で、船長が逮捕される直前の先月7日、中国外務省の姜瑜報道官が出した声明に、日本政府関係者は驚きの声を上げた。これまで以上に踏み込み、海上保安庁による巡視活動は「違法」と言ったに等しいからだ。
「無人の尖閣諸島に中国が民兵を送り込むことは、いともたやすい」
海上自衛隊幹部は日本の警戒監視態勢に危機感を募らせる。現在、尖閣周辺海域では海上保安庁が24時間態勢で巡視船とヘリコプターによる監視活動を続けている。
ただ、巡視船は潜水艦を探知できない。海上自衛隊のP3C哨戒機も尖閣上空を飛行するのは1日1回で監視レーダーも置いていない。
◆奪還作戦も困難
仮に中国側に上陸を許した場合、奪還作戦でも政府は手をこまねくことになる。強制退去のため沖縄県警が出動しても、「自国領での漁民保護」と称して中国が漁業監視船を巡回させれば近づけない。監視船は海軍艦艇を改造した事実上の軍艦だからだ。
海自の中型護衛艦クラスの艦船もある。海保の巡視船より大口径の機関銃を備え船体も厚い。「撃ち合いになれば、海保はひとたまりもない」(海自幹部)
海保で対処できないとなると、自衛隊が出動することになる。しかし、法的根拠は海上警備行動か、島という陸地に適用する治安出動か明確でない。民兵が「漁民」として民間人を装っていることは、自衛隊の派遣自体をためらわせる。
漁船衝突事件で船長の拘束から逮捕まで13時間もかけ、あげくの果て勾留(こうりゅう)期限前に処分保留で釈放させた菅内閣が、民兵上陸という事態に即座に対応できるとはとうてい考えられない。日本が「犯罪行為」か「軍事行動」かの見極めにこだわることも中国を利する。
逡巡(しゅんじゅん)する間にも民兵は続々と上陸し、領有を既成事実化していく。尖閣占領シナリオは、日本の守りの欠陥である「時間」と「領域(海と陸)」の空白を突いてくるのだ。


